ABOUT エムセラ®とは

あなたは婦人科系の症状について、
一人で悩んでいませんか?

咳やくしゃみをした時の尿漏れ、あるいは急な尿意を感じて我慢できない尿漏れなどの経験はありませんか?
実は、40歳以上の女性の約3割がこのような経験をしています[1]
実際に悩んでいる方は多いのですが、恥ずかしくて我慢しているケースがほとんどです。

骨盤底筋及び骨盤臓器

男性女性の骨盤底筋及び骨盤臓器

加齢、出産、閉経といった原因で骨盤臓器を支えている骨盤底筋がだんだん弱ってしまい、尿失禁および性的満足度の低下につながります。症状を改善するには、骨盤底筋を強化しコントロールを取り戻す必要があります。

軽症の場合はライフスタイル(生活様式)の見直しや定期的なケーゲル体操を実施することによって改善が得られるでしょう。しかし、重症度によって膀胱の収縮を抑える薬物療法、あるいは外科的手術が必要となります。

エムセラ®は高密度焦点式電磁(ハイフェム®)を用いて骨盤底筋における強力な筋収縮を非侵襲的に誘発します。

ハイフェム®により引き起こされた筋収縮は実質的にケーゲル体操で得られる収縮と似ていますが、その強度と頻度ははるかに高くなります。
こういった通常の運動では達成できない筋収縮は骨盤底筋を効率的に鍛え、尿失禁および性的満足度の改善をもたらします。

あなたの尿漏れは5種類のうち、
どの症状に当てはまりますか?

尿失禁は自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうこととして定義されます。
世界中の尿失禁で悩む人の数は国の人口で考えると、中国とインドに次いで、3番目に大きいです。
尿失禁を経験した人は全世界で4.23憶人(女性71%、男性28%)と予測されます[2]

日本国内では、20〜64歳の女性を対象とした調査によると尿失禁の発生率が16.7%だと分かりました[3]
また、急に起こる我慢出来ない強い尿意を主症状とする過活動膀胱を調べた研究では
12.4%(男性14%、女性12%)の発生率が報告されました[4]

  • 1腹圧性尿失禁

    お腹に力が入った時に尿が漏れてしまう状態を指しています。
    咳やくしゃみ、大笑いをした時、重いものを持ち上げた時、運動中に激しい動きをした時などに発生します。
    加齢、出産、閉経や生活習慣(運動不足、肥満など)が原因だとされます。
    腹圧性尿失禁は最も頻繁に発生する尿失禁です[3]

    腹圧性尿失禁
  • 2切迫性尿失禁

    急にトイレに行きたくなり、我慢できずに漏れてしまう状態です。冷たいものを触った時や水の音を聞いた時に発生することもあります。
    切迫性尿失禁の症状がある状態を過活動膀胱と呼んでいます。膀胱のコントロールが失われ、尿の量が少なく膀胱が膨らんでいない時でも過剰に収縮してしまう結果、尿意切迫感が急激に起こります。こういった切迫感が尿漏れを伴う場合、切迫性尿失禁と判断されます。
    ストレスや神経の病気などが原因だと考えられています。
    男性では前立腺肥大症も切迫性尿失禁につながる場合があります[5]

    切迫性尿失禁
  • 3混合性尿失禁

    腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁を合わせた症状です。

  • 4溢流性尿失禁

    尿道が詰まることで尿が出にくくなり、残尿が不随意に膀胱からあふれる病態です。
    尿意を感じないため、膀胱が膨らんで尿が漏れてしまうケースも含めます。
    前立腺の問題(前立腺肥大症、前立腺がん)に関連することが多いため、男性における発生率が高いと報告されています[6]
    神経が正常に機能しなくなることも原因の一つとして考えられます。

    溢流性尿失禁
  • 5機能性尿失禁

    排尿機能や骨盤臓器の問題には関係なく、
    身体運動機能の低下や認知症などといった精神機能の低下が原因で起こる尿失禁です。
    病気でトイレに行く必要があることに気づかなかったり、無関心になったりする場合、機能性尿失禁であるとみなされます。

    機能性尿失禁

あなたは性機能不全について、
一人で悩んでいませんか?

性機能不全は性的な刺激に反応できないこと、または性的な行為において痛みを感じることを表します。
健康的な性機能は生活の重要な要素であるため、性機能不全は女性の幸福に悪影響を及ぼすでしょう。

発生率は年齢によって異なり、閉経前後の女性に頻繁に見られます。
臨床研究では女性によると性機能不全の有病率が25%〜63%と報告されています。
25歳未満の女性における発症率は約20%でしたが、55〜74歳の女性では最大80%を達しました[7]

女性の性機能不全は次のように分類されます。

  • 性欲・関心障害

    性欲・関心障害

    性行為に対する持続的または反復的な嫌悪感。

  • 性的興奮障害

    性的興奮障害

    性的刺激への精神的または感情的(主観的)な反応、身体的な反応 (性器周辺の膨らみ、腟の湿潤など)、もしくはその両方が生じない状態。

  • オーガズム障害

    オーガズム障害

    反復的または持続的に存在する正常な性的興奮相に続くオーガズムの遅延または欠如。

  • 性交痛

    性交痛

    腟への挿入が試みられるか完全に挿入された後または性交中の痛み。

骨盤底筋は健康的な女性の性周期に密接に関連する上、骨盤臓器を支えて通常の機能を維持します。
また、オーガズムの達成において重要な役割を果たしており、十分な性的興奮に関与しています。
しかし、骨盤底筋が弱くなると、膣における摩擦や血流に必要な活動が不十分になり、性的興奮またはオーガズムの達成を妨げます。
それゆえ、性的満足度を改善するためには骨盤底筋を強くすることが重要です。

エムセラ®のメカニズムについて

ケーゲル体操や薬物療法でも症状が改善しない方は、外科的手術を決断する前にエムセラ®を試してみませんか。
エムセラ®は高密度焦点式電磁(ハイフェム®)技術を用いて骨盤底筋を非侵襲的に強化する新しい治療法です。

ハイフェム®技術は筋肉をつかさどる運動ニューロンにのみ作用し、組織の深部に強力な筋収縮を誘発します。
エムセラ®独自のハイフェム®エネルギーは骨盤底全面に対し最大10cmの深さまで浸透し、
そこで脳とは無関係の超極大筋収縮(強縮)を高い反復率で誘発します。

結果、1回28分間の治療では約17,000回の筋収縮が得られます。
こういった通常のケーゲル体操で達成できない筋収縮の強度および回数により、
骨盤底筋を効率的に鍛えることで、結果として筋原線維の成長につながります。

随意運動とハイフェム®運動の比較

ハイフェム®運動

最大随意収縮(MVC)とは、人間が意識的および自発的に発揮、または維持できる最大の筋収縮です。
こういった収縮は通常、数ミリ秒しか続きません。MVCより緊張の高い収縮は超極大筋収縮と呼ばれます。

ハイフェム®技術は骨盤底筋における超極大筋収縮を引き起こし、数秒間その状態を維持します。
これらの収縮は脳神経と関係なく、末梢神経の活性化によって局所的に発生します。

骨盤底筋と膀胱の超音波画像

  • 弛緩した

    骨盤底筋と膀胱が弛緩した状態

  • 強化された骨盤底筋(治療後)

    骨盤底筋がハイフェム®の刺激によって
    強化された状態

エムセラ®の効果は骨盤底筋の成長を促進する独自の照射パターンに基づきます。
筋肉組織は徐々に上がる出力の強度と変動する周波数によって効率的に鍛えることができます。
結果、自発的に運動できない骨盤底筋はハイフェム®で活性化し、徐々に復活します。

【骨盤底筋の状態】治療前と治療後の比較

治療前と治療後の比較

エムセラ®での治療について

エムセラ®の治療は服を着たまま受けることができます。
快適な治療を過ごすため、ゆったりとした衣服を推奨します。

治療が始まると骨盤底筋に僅かなピリピリ感を感じることがありますが、痛みを感じることはありません。
筋収縮の強度やパターンは治療中に変わりますが、病院スタッフが患者の敏感さや感覚に合わせて設定を調整します。
エムセラ®は体内に電気を通さず、熱も加えない非常に安全な治療法です。

1回の所要時間は28分ですので、専用の椅子アプリケーターに座りながらテレビを見たりすることができます。
治療後はすぐに日常生活に戻れます。

エムセラ®のメリット

  • メスや薬を必要としない
    非侵襲的な治療

  • 服を着たまま
    治療が可能

  • 治療後すぐに
    日常生活を過ごせる

  • 75

    吸水パッドの使用数が
    75%減少

  • 運動せずに骨盤底筋を鍛えられる
  • 28分間で終わる快適な治療
  • 痛みやダウンタイムなし
  • 必要な治療回数は1クール6回
  • 1回の施術後から改善を実感できる

参考文献

  1. 1)^ Milsom et al. Epidemiology of Urinary Incontinence (UI) and other Lower Urinary Tract Symptoms (LUTS), Pelvic Organ Prolapse (POP) and Anal (AI) Incontinence. In: Incontinence, Editors Abrams, Cardozo, Wagg and Wein, 2017.
  2. 2)^ Irwin et al. Worldwide prevalence estimates of lower urinary tract symptoms, overactive bladder, urinary incontinence and bladder outlet obstruction. BJU Int. 2011 Oct;108(7):1132-8.
  3. 3)a b Araki et al. Prevalence and impact on generic quality of life of urinary incontinence in Japanese working women: Assessment by ICI questionnaire and SF-36 Health Survey. Urology, Vol 66(1), Jul 2005: 88-93.
  4. 4)^ Homma, Y., Yamaguchi, O., Hayashi, K.: An epidemiological survey of overactive bladder symptoms in Japan. BJU Int, 96: 1314, 2005.
  5. 5)^ https://www.elleair.jp/attento/leakage/leakage_1.php
  6. 6)^ Types of Urinary Incontinence. Harvard Health Publishing. Dec 2014.
    https://www.health.harvard.edu/bladder-and-bowel/types-of-urinary-incontinence
  7. 7)^ Hlavinka et al. The Use of HIFEM Technology in the Treatment of Pelvic Floor Muscles as a Cause of Female Sexual Dysfunction: A Multi-Center Pilot Study J Women's Health Care 2019, 8:1